SCARLET

スカーレットとは1800年代のアマーロのレシピ等を参考にし、オレンジピール、ジャスミン、ニガヨモギ、マジョラム、ホップなどを中心に25種類のボタニカルを使用したリキュール。
苦味と甘味のバランスがよく、口に含んだ後にじわじわと広がる苦味が癖になります。
ストレートで、ロックで、ソーダ割りで、カクテルの材料として、幅広く使える味となっています。
食中酒にもお勧めです。

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歴史ある飲料を、古典的に手作業で

イタリア発祥のリキュール「アマーロ」を日本で造っている伊勢屋酒蔵。
蔵は神奈川県相模原市緑区にあり、甲州街道9番目の宿場町小原に現存する築100年の古民家を再生し製造場としています。
「アマーロ」とはイタリア語で「苦い」という意味。味わいも苦みが特徴で、有名なものだとカンパリがそれにあたります。
「良薬口に苦し」ということわざがあるように、もともとは薬として何らかの効能を求め造られたという歴史があるお酒です。
伊勢屋酒造はこのアマーロを「スカーレット」と名付け、古典的な方法で、かつ製造から瓶詰まで全て家族で手作業で造っています。

ジャパニーズ・アマーロを創造する

日本国内でバーや飲食店で勤務した後、ヨーロッパを周遊中にスコットランドの蒸留所を始め70カ所ほど見学。
そこで見た造り手の奥深さ、その土地の風土を生かしたお酒または農業の有様を体験し、フランスとスイスの国境に位置するポンタルリエ、スイスの町(トラヴェール)の自然や人柄に魅了され、醸造を開始しました。
「スカーレット」のベーススピリッツは桜尾のウォッカ。そして自社で栽培した10種類のボタニカルや、品質に納得し購入した国内ボタニカルと海外原料を使用しています。
アマーロには世界各地から集められたボタニカルがあったからこそできたリキュールというルーツがあるため、日本栽培のものだけでアマーロをつくってももはやアマーロではなくなるからこそ、海外原料も併せて使っています。

想像しながら創造する

味を設計する時は、ルート系の植物から味を考え、その後に果物の味を足していくといった、想像しながら創造するというスタイル。
また、名だたる蔵から購入した樽を使いブレンドしています。
「スカーレット」は海外のものに比べて砂糖の使用量が少ないため、ボタニカルの個性が分かりやすく、味に立体感があることが特徴です。
見た目も美しい「スカーレット」をぜひ一度ご賞味ください。